ラン科植物には、
  株の大きさに差異はあっても、バルブの上部にリカステのように
  数枚の葉を一度に展開し、次々にデンドロ ノビル系のように葉を出さない
  ものが多い。

  こういうタイプのランというのは、この限られた葉で光合成を
  行なわなければならない。
  環境条件が悪い年、場所では、充分な光合成を行なうことが出来ない
  ことが起こる。エネルギー不足である。
  こういう場合・・・ラン菌と共生すれば、
  ラン菌が枯れ葉を分解して出来る低分子の糖が、
  足りないエネルギーを補充する


  例えて言うなら・・・日本はエネルギーの調達先を分散している。
  中東からの原油だけでは・・・石油ショックで・・・簡単に国は破綻する。
  だから原発を推進した。ガスを調達してきた。
  原発事故・・・・再生可能エネルギーということで、ソーラー発電。

  植物にも異常気象で・・・光合成が充分出来ないことが起こる。
  植物の進化のなかで、こういうことを想定しないということはありえない。
  種族を継続するには、光合成のエネルギーに100%依存は危険すぎる。
  ラン菌と共生すれば・・・・・
  ラン菌からエネルギーを調達できる!
  共生の主な理由である。

  これが宇井清太の「ラン菌による炭素循環栽培法」の骨格である。
  枯れ葉を分解するのは木材腐朽菌である。
  有機農法の嫌気性菌の土壌微生物ではない。
  木材腐朽菌は「醗酵熱」を出さない菌である。
  醗酵熱を出す菌が地表の勝ち組み菌であれば、
  この熱で植物の種子は死んでしまうではないか!
  腐葉土を作るとき・・・60度以上の高熱が出る。
  こういうことがが、地球の地表で起これば・・・・
  植物の種子は死ぬ!
  枯れ落ち葉の堆積した林床にはこのような熱はない。
  木材腐朽菌が主役のエリアだからである。

  だから・・・蘭の種子は・・・木材腐朽菌と共生した。

 宇井清太の「ラン菌による炭素循環栽培法」は、
 世界で最も進んだ栽培理論である。
  先般、NHKのBsテレビで、この共生菌のことが放映されていたが、
  宇井清太の理論より、少し遅れている・・・と視聴者からの論評があった。
  

 土壌微生物ではなく、宇井清太の微生物は地表微生物である。
 木材腐朽菌は土壌微生物ではない!
 これまでは、土壌微生物に焦点を合わせてきたから・・・・
 枯れ落ち葉、植物死骸のリグニン、セルロースの炭素、木材腐朽菌が削除されてきた。
 木材腐朽菌が作る低分子の糖、根の吸収が削除されてきた。
 植物のエネルギー源は全て光合成によって作られると・・・してきた。
 本当にそうか????
 この理論では、腐生植物、腐生ラン、ランのプロトコームを説明出来ない!
 土壌微生物でも説明できない。
 土壌微生物はリグニン、セルロースを分解して低分子の糖を作れないからである。
 土壌微生物は嫌気性菌である。
 有機農法の理論では、ランのプトトコームは生存出来ない。
 カタクリ・・・も作れない。

 土壌微生物は嫌気性菌であるが、木材腐朽菌は好気性菌である。
 この菌の違いが・・・・糖を植物に供給出来るか否かの違いである。
 

リカステはバルブの大きさに比較すると・・・・
無様なほど葉の面積を大きく具備するランである。
なぜ???
このように大きな葉を持たなければならなかったのか?
理由があるはずである。
この葉の形態、組織などはカランテ(エビネ)とほとんど同じである!
つまり、葉を取り巻く環境が・・・ほとんど同じである。
森での「光負け組み」植物である。
喬木がこぼした光。深い霧の光を・・・・
大きな幅広い葉で・・・少しでも多く受け取る必要がある。
しかし、哀しいことに、この大きな葉を・・・・固い丈夫な組織に出来ない!
丈夫な組織を造るには・・・多くの澱粉を必要とする!
その澱粉を・・・光負け組のリカステが、光合成で作ることが出来ない!
薄い巨大な葉は・・・風に弱い。
強い風に遭遇すれば・・・簡単に痛んでしまう!
そういうことで、リカステの自生地は、風ではなく、
大気生動の大氣が循環する場所に限られる。
カランテの自生地も、この理由で、喬木が防風の役目を担う。

ペレポスト 2号ゴールド 栽培
              培養 山内正義

4号鉢、ペレポスト2号ゴールド単用。
11輪咲き

  ペレポストによるリカステ栽培
              その実証例


 何・・・これ????

   驚異の花立ちに見るペレポスト炭素循環。
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